Anthony Lee - Jan 15 2026
究極の朝の一杯。日本の道具で淹れるコーヒー

有田焼の「魔法」:セラフィルターが変える、朝のコーヒーという儀式
世界中のキッチンで、毎朝繰り返される光景があります。お湯を沸かし、豆を挽き、フィルターをセットする。多くの人にとって、コーヒーを淹れることは単なる「作業」かもしれません。しかし、日本の佐賀県・有田町から届いた「Cerafilter(セラフィルター)」は、その日常を「五感を研ぎ澄ます体験」へと進化させます。400年の歴史を持つ磁器の聖地・有田焼の技術と、現代のエンジニアリングが融合して生まれたこの黒い小さな円錐。そこには、美味しいコーヒーを淹れるための「科学」と、職人の「魂」が宿っています。
紙のいらない、究極のスローコーヒー体験

これまで、美味しいコーヒーを淹れるには「高品質なペーパーフィルター」が必須だと考えられてきました。
しかし、ペーパーフィルターには一つだけ欠点があります。それは、コーヒー豆に含まれる豊かな「アロマオイル」を吸い取ってしまうことです。コーヒーのコク、複雑な香り、そして口当たりのまろやかさ。それらの正体であるオイル分を逃さず、かつ雑味だけを取り除くことはできないか?その難題を解決したのが、多孔質セラミック(ポーラス構造)で作られたセラフィルターです。
「THREE RIVERS」が展開するこのフィルターは、紙を一切使いません。セラミックの壁そのものがフィルターの役割を果たし、豆が持つ本来のポテンシャルをストレートにカップへと届けます。一口飲めば、そのシルクのような舌触りと、後味のクリアさに驚くことでしょう。
目に見えない「50ミクロンの孔」の科学

セラフィルターの表面を指でなぞると、少しざらついた、まるで天然石のような質感を感じます。この中には、目には見えないほど微細な穴(孔)が無数に存在しています。そのサイズは、わずか50ミクロン(1ミリの20分の1)。髪の毛よりも細いこの無数の孔が、絶妙なスピードでコーヒーを濾過します。
・雑味の除去: コーヒーの苦味やえぐみの原因となる、大きな粒子や不純物をこの孔がキャッチします。
・水の改質: 驚くべきことに、このセラミック構造は水の「カルキ臭」や不純物も吸着します。
水道水がまろやかな軟水のように変化するため、コーヒーだけでなく、お茶を淹れる際や、お酒をまろやかにするためにも愛用されています。この精密な構造は、有田焼の長い歴史の中で培われた「火と土を操る技術」がなければ実現できませんでした。
「使い捨て」から「育てる道具」へ

現代の消費社会において、私たちは多くのものを使い捨ててきました。しかし、セラフィルターが提案するのは「一生モノ」としてのコーヒーライフです。ペーパーフィルターを買い足す必要はなく、ゴミも出ません。使用後は、コーヒーかすを捨てて水洗いするだけ。もし数ヶ月使って目詰まりを感じたら、ガスコンロの火で直接炙ったり、お湯で煮沸したりすることで、孔に詰まった油分が分解され、新品のような濾過能力が復活します。手入れをしながら、何年も、何十年も使い続ける。この「道具を育てる」という感覚は、忙しい現代人が忘れかけていた、豊かでサステナブルな喜びを与えてくれます。
有田焼400年の物語を、あなたのキッチンへ

17世紀、有田焼は「伊万里(IMARI)」の名で海を渡り、ヨーロッパの王侯貴族を熱狂させました。かつては美しさを愛でるための美術品だった有田焼が、2026年の今、私たちの生活を実用的に支える「機能的な道具」として再び世界を魅了しています。セラフィルターをドリッパーにセットし、お湯を注ぐ。立ち上がる湯気と共に広がる芳醇な香り。セラミックを通り抜けて、ポタポタと落ちる滴の音。この数分間の静寂こそが、今日という一日を丁寧に生きるための「禅」のひとときとなります。職人の手仕事が、あなたのキッチンに、そしてあなたの心に、小さな革命を起こすはずです。
Cerafilterで、本物のコーヒーを。
ペーパーフィルターでは決して辿り着けない、コーヒーの「真実の味」を体験してください。

